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道具を作る [手仕事]

新しい道具というのはどうしてこう楽しいのでしょうか。

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今回作った道具は「スタンピングリーフ用アイロン台」です。スタンピングリーフという熱転写で金箔を貼る素材があります。それ専用のアイロン台を作りました。作りましたと言うほどのこともなく古いお菓子の板に緩衝材をのせて表に紙を貼っただけです。表面を紙にしたのとマスキングテープでとめたのは汚れたらすぐに取り替えようと考えているから。

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裏から見るとこんな感じです。この板に穴がたくさんあいているのは目打ち台として長年活躍してきたからです。

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そのアイロン台を使って作ったうちのロゴです。金色ぴかぴかー!

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道具を作ると言うことで今回、調整した竹べらです。道具というものは最後は使う人間が調整するものだと思うのです。道具だけは着々と一人前の職人になってきます。その道具を使っていろいろ生み出していかねば!

くるみ製本 [製本・豆本]

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I jointed the contents and covers.

情けないことにくるみ製本の本文と表紙をジョイントする作業は今でも緊張します。
ここまで綴じてきた本文と手をかけて作ってきた表紙をあわせるのですが、糊の作業なのでやり直しが困難です。つまり一発勝負です。

糊は端まできちっと塗れていなくてはいけませんが多すぎてもいけません。
「塗り残しない? 塗り残しない。 塗り残しない!」

糊の固まったものや刷毛の毛などのゴミがあってもいけません。
「ゴミない? ゴミない。 ゴミない!」

しかも素早く…そして、チリは三方同じくらいに
「曲がってない? 曲がってない。 まっすぐ!」

シワなくゆがみなくきちんと貼れていないといけません。
「シワになってない? シワない。 シワない!」

もちろん口に出してはいません。が、心の中では叫び続けています。

「伸びてる? 伸びてる。 伸びてる!」 
紙は濡れると伸びるのです。そして乾くと縮むのです。

プレス機で一旦しめるときちんと本になって出てきます。
心の中の叫びは「おー」という達成感に満ちたものになります。
そして数日後、糊も乾いて落ち着くと本の出来上がりです。



絵本の修理 [修理]

I repair a picture book.

絵本の修理を頼まれました。まだ出版されている本なので買い直すこともできるのだけど、この本に愛着があるのでとのこと。その気持ちよくわかります。きっとページをめくったときの思い出も本に綴じられています。

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1冊目本文はきれいなのですが背が落ちてしまっています。

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2冊目も背が傷んでいます。

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こちらはセロテープのあとが茶色くなっています。セロテープは本の修理には使ってはいけませんね。他の用途にはとても便利な素材なのですが。また、ページの下の方がかなり破れていました。