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本文紙 [製本・豆本]

和綴じの本文紙についてどれがいいか悩んでいます。

もともと和綴じを習っていたときには越前の手漉き和紙を先生から購入して作っていました。
しかし、なかなか購入できなくなったので(車でないと行けない場所なのです)、この4月からはアワガミファクトリーの「新いんべ70kg」の「しんじゅ」という紙を使っていました。
新いんべもいい紙なのですが、私の想像する和綴じ本の本文紙にしては硬いイメージがありました。
そこで実験!

20161201c01.png

ほぼ同じ大きさの和綴じ本を作って目玉クリップでしなり具合を見てみました。
左から先生の手漉き和紙、新いんべ、奉書紙60kgです。

20161201dのコピー.png

2枚目の画像、右はこのあいだ古本市で見つけた小さな本です。
たぶん、あの時代の本ですから漉き返しの紙だと思われます。へにょへにょっと柔らかく曲がります。
この曲り方はないなーと思っていたら、いつもいろんなことを教えてくださるYさんがまた素晴らしい紙を教えてくださいました。
株式会社オオウエから販売されている「ボールペンで書ける和紙」シリーズです。
和綴じノートにするならボールペンで書けるというのもポイント高しです!

20161201e.png

同様に比べてみた画像がこちら。
2種類とも「ボールペンで書ける和紙」シリーズですが左から「しっかり」と「なめらか」です。
もう一種類の「ふんわり」だけは目の方向がちがっていたので比較の対象にはなりません。そもそも本にできないのですが無理矢理仕立ててみました。ちゃんと目方向あわせて作ればしっかりよりしなやかに曲がるはずと思われる感触です。(2枚目の画像左側)

面取り [製本・豆本]

面取り、料理で大根の煮物などで煮崩れしないようにあらかじめ角を切り落としておくことです。辞書を引いてみると角材などの例も載っていました。製本の場面でもよくこの面取りをします。

20160804a.jpg

切っただけのボール紙は切り口が立っています。このまま紙を被せて表紙を作ると一番すれる表紙の端が立っているわけです。まずそこから破れてきます。それで面取り。ほんの一手間が本を長持ちさせます。

20160804b.jpg

革でオンレイをするときにも面取りをします。これは革やデザインによってはしないこともあります。オンレイとは革の上に革を貼る技法のことです。ここで面取りをするとひっかかりが少なくなり、はがれにくくなります。これも一手間で本を長持ちさせることになります。

一手間、一手間の積み重ねで本は完成に近づいていきます。

くるみ製本 [製本・豆本]

20160719.jpg

I jointed the contents and covers.

情けないことにくるみ製本の本文と表紙をジョイントする作業は今でも緊張します。
ここまで綴じてきた本文と手をかけて作ってきた表紙をあわせるのですが、糊の作業なのでやり直しが困難です。つまり一発勝負です。

糊は端まできちっと塗れていなくてはいけませんが多すぎてもいけません。
「塗り残しない? 塗り残しない。 塗り残しない!」

糊の固まったものや刷毛の毛などのゴミがあってもいけません。
「ゴミない? ゴミない。 ゴミない!」

しかも素早く…そして、チリは三方同じくらいに
「曲がってない? 曲がってない。 まっすぐ!」

シワなくゆがみなくきちんと貼れていないといけません。
「シワになってない? シワない。 シワない!」

もちろん口に出してはいません。が、心の中では叫び続けています。

「伸びてる? 伸びてる。 伸びてる!」 
紙は濡れると伸びるのです。そして乾くと縮むのです。

プレス機で一旦しめるときちんと本になって出てきます。
心の中の叫びは「おー」という達成感に満ちたものになります。
そして数日後、糊も乾いて落ち着くと本の出来上がりです。



和綴じ [製本・豆本]

和綴じの綴じ方の色々です。
左から赤が四つ目綴じ、黄色が亀甲綴じ、青が麻の葉綴じ、緑が康煕綴じです。


これも新作です [製本・豆本]


革の豆本ネックレスです。ネックレスと言うのが多いのですが、個人的にはペンダントという方がしっくりします。

豆本と小さな本展 [製本・豆本]

20160403b.jpg

『豆本と小さな本展』に参加します。

日 2016年4月5日(火)~4月15日(金)*11日(月)休み
時間 12:00~19:00 (日・最終日~17:00)
場所 ギャラリーびー玉
 〒530-0038 大阪市北区紅梅町2-6 昭和ビル206号室
 電話06-6881-2818

今回の新作マッチ箱の中の豆本
20160403a.jpg



秘密の花園 [製本・豆本]

The secret garden.
『秘密の花園』総革装、パッセカルトン。装飾はメタルエンボッシングアートです。

メタルエンボッシングアート関西支部展に出品します。

メタルエンボッシングアート関西支部展
日  2016年2月3日(水)〜2月8日(月)
時間 11:00〜19:30
   (初日13:00開場 最終日15:00閉場)
場所 アートギャラリー「カルタビアンカ」
   大阪市中央区南船場3-6-14もみぢ屋ビル2F
image-20160201091033.png

板帙 [製本・豆本]

This is a board wrapper.
板帙です。
和綴じの本はそのままでは傷んでしまうので帙に入れます。これは二枚の板を紐でつないだだけの一番シンプルな形。ちょっと紐が長めです。小さいのでそれにあわせて短くすると結びにくくなります。長さ調節中です。
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五年日記 [製本・豆本]

久しぶりのブログ更新です。

image-20151226200943.png

日記帳を作りました。前の日記帳は2011年からの五年間使ってきました。オーダーで作っていただいて届いたのが1月13日。それまでの12日間分を別の一時的に書いていたノートから写しながらワクワクしていたことが文面から見てとれます。そして、3月11日。ショックで何も書けない日々がありました。この五年間本当にいろいろなことがありました。

そして、これからの五年はどんな日々になるのでしょう。

木の表紙のノート試作品第二号完成 [製本・豆本]

20140912a.jpg

背革をかぶせてみました。緑の製本用山羊革。かなり薄いです。0.3mmはあるけど0.5mmはないくらいです。中世のラフな製本の雰囲気をだすためあえて縁を革漉きしたりせずそのまま貼りました。

20140912b.jpg

楔もカットした後、ヤスリがけしています。革の表からでは触ってもわかりません。裏表紙のコードを渡したところも溝を彫り込んだのでめだたなくなっています。この辺りは成功。
今後の課題は窓の部分。もっとシャープに削れないものか…
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